160724 SORASHIGE BOOK 音楽部
シゲアキさんがラジオで上海蟹かけてくれて嬉しかったので、自分用に書き起こしました。
聞き間違い等あったらすみません。
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いや~ちょっとね、かけたい曲があったんですよ。
えー、7月6日かな。リリースされました、くるりのEP『琥珀色の街、上海蟹の朝』
そんなEPが出たわけですよ。
えー、なんかこう、僕らよく振付してもらってるair:manさん、くるりの振付やってたりもするので、現場でいろんな音楽の話したりもするんですよ。
あの、ちょっと前は『Liberty & Gravity』
あれは、ミュージックビデオもね、話とかしてて、1個前のアルバムに収録されてますけど、そんな話もしてて、くるりのことも思い出したんですよね、ふと。
で、そういえば、最近くるりって何か出るのかな~って思っていたら、その週にEPが出るっていうんで見てみようって思ってて、
ただミュージックビデオとかが今は上がってるのかな?その時は上がってなくて、でその『琥珀色の街、上海蟹の朝』
なかなかまた面白いタイトルつけてますねぇ~!と思って、で動画サイトにライブVerで上がってて、
ライブVerなんでそんなに音質がいいわけじゃないし、あまりクリアに聞こえないんですけど、「おや?」っていうね、「おやおや?」っていう。
ちょっとこの、何て言うかな、また新しい音楽しますねぇと。
『Liberty & Gravity』の時も、シタールの音が入ってきたりとか、いきなりマグロが映ったりするんですよね、マグロだったかな?動画に映ってきたり、ミュージックビデオも、まぁ何て言うんだろうな、ちょっと強引に色んな物を結び付けていく、面白さというか、先の読めなさ。
くるりさんは、ずっとこう実験的に音楽を作りながらも、J-POPに対するその、寄り添う感じ。
そこに更にくるりらしさって物が、常に、岸田欲、って勝手に僕は思っているんですけど、体現しているような。ほんとそういう印象があったんですけど、
今回は上海蟹の朝っていうから、チャイナっぽいというかオリエンタルな香りがするんですけど、
ラップが入ってくるんですけど、そのラップがね。えぇ、すげぇなんかカッコいい…っていう。
で、全体的に音もシティポップ的というか、今まぁそういう音楽多いし、
僕がそもそもそういう音楽に弱いんですけど、弱いって好きって意味ですけど、
色気のある音楽の上で、コーラスっていうサビの部分も、なんかすごい色っぽいんですよ、とにかく。
で、セクシーな中で、気怠いラップが入ってくる感じで、胸やられる…「うわぁ、すごい!たまらん!」って思ってると、♪上海蟹~食~べ~たい、って言うわけですよ(笑)
どういうことなんですか、っていうね(笑)
まぁ、でもね歌詞見てみると、そういう何か一見そこだけ聴くとさ、
なんか♪上海蟹食べたい 一杯ずつ食べたいよ、って言うんです。言うんだけど、そこだけ切り取るとちょっとふざけてんのかなって思うんだけど、
何て言うかね、全体的な歌詞を聞いていたり、岸田さんの書いたリリックを見てると、
何かそこにもなんかね、優しさというか、なんかこうハートフルなものを、思いやりみたいなものを感じられたりとかして、
すごくその向こう側の景色が見えてくるのが、はぁ~面白いなぁ~って。
まぁこないだの(桑田佳祐さんの)「ヨシ子さん」じゃないですけど、
やっぱそういうね色んなことを常に実験して、自分の中で枠組みを決めずに、
面白いことを挑戦しながら、やってらっしゃる姿勢を、
毎回毎回いろんな音楽に奮い立たせられてますけど、今回もわぁーすごいなぁーって。
しかもなんか、気持ちいいんですよね、ともかく。ライド感というか。
ほんとに気持ちいい音楽ってところもまたあって。ちょっと一節読んでみるか。
ずっと泣いてた 君はプレデター
決死の思いで 起こしたクーデター
もういいよ そういうの
君はもうひとりじゃないから
のあとに
上海蟹食べたい あなたと食べたいよ
上手に割れたら 心離れない 1分でも離れないよ
っていう
上手に食べなよ こぼしても いいからさ
っていう、最初はどう聞いたらいいんだ、て思うんだけど、
あぁ~やっぱ俺、なんか、さすが…たまらないな…っていう、ね。
すでにライブなんかでは披露してるみたいで、ファンの間では上海蟹って呼ばれてるみたいなんですが、いや~僕ももう上海蟹ね、なぜかそして上海蟹食べたくなるっていう(笑)
うん、そんな風に思ったりする曲なんですけど、これ、他にも入ってる曲すごくいいですし、
『考えがあるカンガルー』がね、配信限定で「みんなのうた」のために書かれたものとか、本当に色んなものあって、
バラエティに富んだ、くるりの今を知るにはすごくいいし、かといって難しくないっていうのがすごくいいし、大事なところじゃないかな~と。えらそうですけど…本当に思います。とても面白い音楽でしたね。
あとですね、そのライブVerだと岸田さん一人なんですけど、CDだとゲストボーカルにUCARY & THE VALENTINEという方が参加していて、それがコーラス的なハモとかじゃなく完全にオクターブ上で一緒に歌っててけっこう目立ってくるんすよ。
それとかも、ちょっとこう、ブラックミュージックぽいというか、またちょっと新しいエッセンスになっていたりするっていうのもまた面白いとこだったりするので、
ぜひこのCD聞いてほしいなと思います。僕こればっかり聞いてますね。
スピッツ・くるりに対するコメント書き起こし
ここ最近の音楽番組での他アーティストからの楽曲に対するコメントを一部書き起こしました。
2017年4月7日 Love music
サカナクションゲスト回
強く影響を受けた曲として、Vo山口 一郎さんは以下の3曲をチョイス。
『SUN SUN SUN'95/ウルフルズ』
『スパイダー/スピッツ』
『ペケペケ/UNICORN』
山口 スピッツはなんかこう、歌詞の世界観もやっぱストレートじゃないんですよ。
どこかノスタルジックで、メロディもポップじゃないんだけどポップっていう絶妙なバランス感覚があるなって思ってて。
自分が曲作る時も、あの、スピッツ+テクノとか、スピッツ+エレクトロニカみたいなそういった楽曲を作りたいっていう気持ちが…
Gt岩寺 基晴さんは以下の2曲をチョイス。
『いかれたBaby/フィッシュマンズ』
岩寺 くるりって元々ギターロックの色が強いバンドだったんですけど、
その音源で出た時にリズムも打ち込みだし、ギターもほとんど入ってないし、上に乗ってる音もシンセサイザーばっかり。
で、歌が乗ってるっていう、当時そのバンドでこれをやるっていうのはなかなか新しいことだったんですよね。それで、すごく可能性が拓けたというか。
2017年3月5日CDTV
平井堅さんによる「春うた十選」
『彩り/Mr.Children』
『卒業/斉藤由貴』
『ハチミツ/スピッツ』
『春咲小紅/矢野顕子』
『Your Smiling/James Taylor』
『ライエン通りのシスター/サザンオールスターズ』
『春風/くるり』
『なごり雪/イルカ』
『冬隣/ちあきなおみ』
ハチミツ
ハチミツってなんかやらしい春って感じがします(笑)
春風
この曲は、くるり大好きでくるりの中でも1、2を争うぐらい好きな曲なんですが、
初めて聴いた時にほんと鳥肌が立って、僕なりの解釈でこの曲はきっとその永遠(とわ)の愛を誓う歌だと思うんですけど、
後半に「ここで涙が出ないのも幸せ」というフレーズがあって、幸せな二人を描いているのにちょっとピリッとする歌詞を入れる所がすごい好きで、
よく聴いているんですけども、春にぴったりな曲だと思います。
ハチミツに関する平井さんのコメントはVTRではなく文章で紹介があっただけなのですが、平井さんのスピトークは面白いのでVTRでも見てみたかったです。
春うたと言われてチェリーでも春の歌でもなくハチミツを挙げるところがいいですね。
個人的には5月くらいのイメージです。春~初夏かな?